* 予防は石けん選びから! *
2001/11の交流会にて・・・
 


毎日何気なしに使うものだからこそ、安全でなければ意味がありません。石けんの詳しい事ががわかると、買い方が変わってくるはずです。パッケージのキャッチフレーズに惑わされず、商品を選ぶ目を持ちましょう!


石けんの利点

  1. 石けんの洗浄力は濃度が薄まると落ちるので毒性がない
  2. 合成界面活性剤のように、タンパク質変性作用がないため皮膚の表面を溶かし,必要な皮脂を取り除くことはありません。(ただし洗いすぎれば同じ)
  3. 環境にやさしい

もう少し付け加えると、石けんの歴史は5000年になります。その安全性は体、環境(微生物の餌になり、やがてなくなります)と問題がありません。合成洗剤は戦後からなので、1世紀(まだ1世代)も経っていませんから長〜く使って体にどのような刺激になるか、環境にどれほど影響するかは、明確にはわかっておりません。しかし肌に何らかのトラブルがでているのは事実です。また、毎日使う洗剤はそのまま全部ごみになります。どこかで消失したり、回収されることはなく、全部の量がそのまま河川に流れるか、下水処理されたあと放流されます。川で遊べなくなるわけですよね。

詳しく河川の洗剤の残留数値は書きませんが、日本では合成洗剤は年間90万トン使用され、その全てが環境中に廃棄され、めぐりめぐって水道水の中に混入しています。水道法では陰イオン界面活性剤は0.5ppm以下でなくてはならないと定められていますが、浄水場では合成洗剤を完全に除去することはできません。また、使用が増えている非イオン界面活性剤の基準はありません。それが体に影響するとわかったら、また何かの添加物を加えて処理するのですかね?ちなみに0.5ppm以下とは濃度は、ほたるが育たず、メダカにも発育障害を与えるような水道水なのです。

明朗なことは、行政機関が合成洗剤の害はダイオキシンと同じくらい危険な公害として認め、洗剤を多く排出する企業に申告するように働きかけていることです。私たちとしてもそういった合成洗剤(シャンプー・リンス・トリートメント・台所洗剤・洗濯洗剤・お風呂トイレ洗剤など)はなるべく使用しないで環境に気をつけていきたいです。


石けんと合成界面活性剤

天然成分配合や弱酸性ならよいと思っていませんか?
結論から言えば・・・よい合成洗剤はありません!!

いわゆる洗浄剤には合成界面活性剤と石けんの2種類しかありません。 脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウムが石けんといわれるもので、これら以外は全て合成界面活性剤です。また、石けんも2種類にわかれ、無添加とそうでないものになります。

石けんは弱アルカリ性で、pH10〜11。(この間でないと汚れを落とせません)
しかし合成界面活性剤はPhに関係なく界面活性作用を発揮します。最近もよく「弱酸性石けん」・・とCMでみかけますが、これは陰イオン系の合成界面活性剤で、石けんではありません。まぎらわしいですが、この「石けん」という言葉は洗浄剤という意味で、私たちがいうところの「石けん」とは別物です。

メーカいわく、肌は弱酸性なのだから、洗浄剤も弱酸性がよいとうたってますが、もともとお風呂で使われるような合成洗剤は弱酸性なので、ことさら弱酸性が肌によいというのは可笑しいですし、家庭用の入浴剤は炭酸水素ナトリウム(重曹)が主成分でアルカリ性ですし、美肌になるといわれる温泉はほとんどアルカリ性です。しかもすぐに洗い流す石けんはアルカリ性でも何ら問題はありませんよね。わざわざ高刺激の酸性洗剤を使う必要はなく、無添加石けんで十分です。

九州大学などの8つの大学の医学部で、計23名の医師グループが行った、皮膚への刺激を調べた結果(48時間パッチテスト)皮膚刺激指数は「危険品」に属するとされています。石けんより弱酸性の合成洗剤が刺激が強いということです。

また、天然成分配合のキャッチフレーズにも気をつけてください。近年、石油を原料とした合成化学物質で作られた商品への批判が高くなったため、「自然」を前面にだしてイメージアップしたものにすぎません。アミノ酸が原料の場合も同じく合成洗剤です

 

 

ちなみに、先生によっては、香料などの添加物の少ない石けんのことを「ふつうの石けん」「浴用の石けん」といわれる場合があります。でもこれは化粧品メーカーの「化粧石けん」や洗剤メーカーのモノということではないので、「ふつうの石けん」といわれたら、「無添加石けん」と理解して下さい。

昔、香料などが少ない石けんは「顔を美しくする目的の化粧石けん」ではなく、浴用で使われる普通の石けんなどが多く、その名残で今もこのような呼び方をされていると思います。


薬用石けん・ベビー石けん

薬用成分が配合されていても、1〜2分の場合は気やすめでほとんど効果はありません(あるメーカーの回答)事実「トリクロサン」(殺菌剤)入りのハンドソープは雑菌が繁殖して回収されたことがあります。

薬用石けん・ベビー石けんは殺菌剤などが加えられていて、無添加石けんより刺激があります。殺菌効果は使用している時ではなく、洗い流したあと、河川などで効いてくるため微生物等を殺してしまうので問題になってるようです。


ボディーシャンプー・シャンプー・リンス

最近は石けんでできているボディーシャンプーもありますが、薬局などで買える一般的なボディシャンプーはやはり合成界面活性剤になります。カビが生えないようにパラベンなどの防腐剤や香料が入っていて固形の石けんと比べ刺激が強く、また、液体は泡がたたないのでそのままでは使えません。スポンジやタオルで体をこすることになってしまうのもよくありません。無香料無着色の固形の石けんをおすすめします。

合成界面活性剤のシャンプーは洗髪したあとや、汗がでたときなど、成分が体に流れでて、乾燥させたり、かゆくなったりする刺激の原因になりますので、石けんシャンプーをすすめます。

初めて石けんシャンプー(固形石けんや石けんの液体シャンプー)を使うと、髪がキシキシしたり、ベトベトしたりします。それは今までの合成シャンプーで、キューティクルが傷んだ髪の表面についている合成リンスやトリートメント剤が失なわれるためだそうです。1〜3ヶ月すると改善されますが、基本的に石けんはアルカリ性のため、キューティクルが少し開きますのでキシキシ感じる時があります。その時は酸性リンスですすぐとサラサラになります。 (しかしシャンプーの量が少ないと(泡が消えてしまうぐらい)汚れがよく落ちずベタベタになったり、シャンプーをよくすすがないでリンスをすると石けん分が脂肪酸になってベタベタすることがあります)

リンス・トリートメントは柔軟仕上剤と同じく、陽イオン界面活性剤(合成界面活性剤の中で一番毒性が強い)が主剤なので、刺激が強く、使わないのが原則です。
(健康な皮膚の人でも胸や背中に湿疹ができる人は、合成洗剤の成分が汗で髪からとけでていることも原因のひとつで、皮膚科にいくとシャンプーやリンスを変えることや、先にシャンプーをしてから体を洗い、シャワーで十分に流して、すぐにしずくが流れ出ないようにタオルをまくなど・・・のアドバイスをされます)

特にあとぴっ子で髪の生え際あたりが悪化している子はこれらを使用しないことをおすすめします。あとぴっ子を持つママではあまりいないと思いますが、どうしても使用したい人は、洗髪するまえに、生え際などに軟膏をぬってカバーしたり、薄めて使いましょう。もちろんシャンプーした後は軟膏をぬったところはきれいに洗って下さい。陽イオンの詳しいことは柔軟仕上剤の項目で

 

洗濯用、台所用の洗剤は通産省の管轄。化粧石けん・シャンプーは厚生省の管轄。富栄養化の原因となる「リン酸」は洗濯用には使用できないのに、体に直接触れる「ボディシャンプー」や「お口の中をクチュクチュするモノ」「化粧品」などには使用されている、というようなおかしな事態が起こっています。

富栄養化とは、「びわ湖条例」で有名ですが、植物プランくントンが増殖して、簡単に説明すると赤潮が発生して魚介類に死をもたらしたり、水道の水がかび臭くなったりと広範囲で水汚染を引き起こしています。化粧品にも弱酸性と銘打ってアミノ酸系界面活性剤が使用され、環境重視の時代に逆行しています。

 
太陽油脂さんの本を参考にしています。
 
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