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今、子どもたちに何を食べさせたら良いのか?
東京都の「食品安全性」消費者モニター調査で、「食品の安全性に関してとくに不安を感じていること」に対して、「食品添加物」をあげた人が68.5%と最も多かった。そこで「何を避けたら良いのか?」ということに着目して話しを進めることなった。
2002年5月25日の交流会にて・・・

食品添加物

食品の品質を改善したり、保存性をよくしたりするもの。また、食品を作る際にどうしても必要な場合に使われるもの。
食品添加物について

食の安全を考える会 野本健司

1.食品添加物の摂取量

食品添加物の国内での生産量から判断すると、平均的日本人は1日約11g、これを積み重ねると1年間で約4kg!の食品添加物を摂っています。日本で使用されている食品添加物の種類は、化学合成品351、化学合成品以外1051(既存添加物489を含む)で、合計1402種類もあります。ごく最近無認可添加物の使用が発覚したため、厚生労働省が業者に認可申請するよう促したため、新たに認可された添加物もあり、それらを含めると約1500種類となりました。原則として使用したものすべてを表示することになっているのですがその実態は…

2.食品添加物の毒性

  • 遺伝毒性 遺伝的悪影響をもたらす恐れのあるもの
  • 変異原性 遺伝子が傷つけられ、突然変異を起こす性質
  • 発ガン性 ガン細胞を発生させる恐れのある性質
  • その他、発ガン促進性、アレルギー性、染色体異常、成長抑制、急性毒性など

3.食品添加物の問題点

<表示免除になるものがある>
  • 加工助剤 加工の途中で補助的に使われるもの
  • キャリーオーバー その製品の加工以前に原材料に使われていたもの
  • 栄養強化 栄養強化の目的で使われるもの
  • ばら売り ばら売りや量り売りをする場合
<塩分のとりすぎ>
添加物に多い、〜ナトリウム、〜Na、等は体内では塩分として働く(特にアミノ酸)
<まぎらわしい表示、わかりづらい表示>
一括表示で実際に使用されているものが何か分からない物質名のみの表示で、化学名が表示されていても、使用目的が分からないいろいろな表示方法が認められているので、判別がし難い
<規制緩和>
輸入促進のために、食品添加物、残留農薬、ポストハーベスト等々さまざまな規制緩和が進行中である。(馬鈴薯の目止め剤は約千倍に!)
<安全性の調査が不備である>
  • 複合毒性が調査されていない
  • 成人男子を基準とした毒性調査しかされていない
  • 天然添加物についての毒性調査は、ほとんどされていない
  • 実際に問題があってから使用が規制されてい

4.まとめ

  1. 添加物を使用してる食品をできるだけ買わないこと → 売れないものは無くなる
  2. 添加物を使用していない食品を買うこと → 売れるものは作り手が増える
  3. 安さにだまされない → 安いことには必ず恐い理由がある
  4. できるだけ国内産のものを買う → 国内産ならば製造過程が見えやすい
  5. 現状をできるだけ多くの人に広めること → @〜Cをする人が増える
加工食品、外食産業に見る食品添加物

飲料の添加物

・人工甘味料の使用(ダイエット飲料等)
→ サッカリン、アスパルテーム、ステビア
・リン酸塩の多用(炭酸飲料などの安定剤、缶臭除去)
→ カルシウム不足に骨からカルシウムを溶かし出す。カルシウムを破壊する。
・ビタミンCの使用(酸化防止)
→ 過酸化水素の多量発生。殺菌剤の使用基準値2ppmにも!
・ビールにも添加物
→ 製造工程使用で表示免除(シリコーン樹脂、VC、グリシン、DL−アラニン、ポリアクリル酸ナトリウム、エリソルビン酸、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カラメル、マントール、バリニン)シリコーンは自販機対策。
・その他(日本茶→化学調味料、LL牛乳→過酸化水素)

炊飯油、炊飯添加剤

・古米、古古米の味を調整する目的で開発された。弁当業者、外食産業、米加工品で広く使用
→ 水分が逃げにくい。粘りやつやが出てふっくら炊き上がる。冷えても固くなりにくい。釜にくっつかず、全量使える。 過酸化脂質、塩分、油分の過剰摂取に。
・炊飯油
→ 植物油、乳化剤、リン酸塩、脂肪酸グリセリンエステル、酵素分解レシチン、
     ビタミンC、ビタミンE
・炊飯添加剤
→ 酵素、昆布エキス、マルチット、アミラーゼ、第2リン酸カルシウム、ショ糖脂肪酸エステル、炭酸カルシウム、酒精、エタノール、L−リジン塩酸塩、化学調味料

魚加工品の添加物

・魚卵加工品
イクラもどき
→ サラダ油、キサンタンガム、カラギーナン
カズノコ
→ シシャモ子(カペリン)を蛋白で接着。着色料、調味料を使用だが、生鮮品扱いで、表示されない。本物でも輸入品は過酸化水素で漂白し匂い抜きがされている。
・干物類 → 酸化防止剤としてBHAを使用
 
・その他(輸入サバなど→酸化防止剤、白身魚→漂白剤、マグロなど→鮮度保持剤)

外食産業の添加物

・ハンバーガー
→ BHA、リン酸塩、結着剤(?)、調味料 (リン酸塩自体結着剤なのに・・・)
・安いコーヒー
→ 酢酸ベンジルや酢酸リナリル(苦味料)、マントール(香料)、カラメル(着色)、リン酸塩(抽出度アップ)、一杯20円以下の原価!
・安いステーキは成形肉!
→ 蛋白分解酵素に浸けた横隔膜を5〜8枚重ね、結着剤として、カゼインNa、リン酸塩を加えてプレスし冷凍したものを切り、サイコロステーキやミニステーキとなる。安い肉に植物油脂を注射して霜降り肉も作られている。金太郎飴状態!

業務用調味料の添加物

・業務用ソース、ケチャップ
→ 普通はトマトが主体だが、リンゴの量が多くなる。着色料、香料、保存料、糊料、甘味料で作られる。市販ソースには合成保存料、合成着色料、合成糊料、合成甘味料の使用は禁止されているが、業務用には規制はない。トマト非使用のものもある。もちろんほとんどがJAS規格外。
・業務用マヨネーズ
→ 一般市販品ではアミノ酸程度だが、業務用はやはりJAS規格外がほとんど。着色料、酸化防止剤、糊料、香料、乳化剤が使用されている。卵の量は約半分。
・業務用醤油
→ 速醸どころじゃなく、「アミノ酸醤油」や「新式二号醤油」が作られている。もちろん、化学調味料、甘味料、着色料が使われるものもある。
・業務用カレールウ
→ 合成洗剤と同じ成分の乳化剤、化学調味料、酸味料、着色料、香料が使用される。
食品はこう選ぼう!

安全な食品選びのポイント

  • 保存料、発色剤、着色料、漂白剤を使用した食品は買わない!
  • 出来る限り国産品で産地が明記されたものを買おう!
  • 輸入の肉類、果物類は買わない!
  • 養殖魚を避け、なるべく天然魚を買おう!
  • シンプルな食材を買い、なるべく手作りしよう!

品目 食品名 要注意レベル 選び方のポイント
肉類 牛肉 ××× 産地表示のある国産牛を選ぶ。霜降りよりは赤身系のほうがより安全。エサや飼育方法などが明確に表示されているものを選ぶ。信頼できる生産者のものが入手できるなら一番良い。
豚肉 ×× 産地表示のある国産豚を選ぶ。"SPF"は気にしてはいけない。抗生物質の使用がないものがあれば選ぶ。品種のわかるものの方がより安全。エサや飼育方法などが明確な信頼できる生産者のものが入手できるなら一番良い。
鶏肉 ×××× 必ず産地表示のある国産鶏を選ぶ。肉の色が濃いものの方が長期肥育なのでより安全。無投薬飼育されたものがあれば選択する。できれば品種のわかるものを選ぶ。エサや飼育方法などが明確な信頼できる生産者のものが入手できるなら一番良い。焼き鳥用などに加工されたものの場合は国産で産地が明記されているもの以外は避ける。
内臓類 ××××× 必ず産地表示のある国産品を選ぶ。信頼できる生産者が製造したものを入手したい。鮮度の良いものを選ぶ。味付けされたものは添加物に注意する。
加工肉 ハム・
ベーコン
×××× 品目に”無塩せき”と書かれたものを選ぶ。無い場合は発色剤、保存料、着色料が使用されていないものを選ぶ。国産豚肉が原料であるものを選ぶ。豚肉の生産地表示があるものならなお良い。
ソーセージ ××× 発色剤、保存料、着色料を使用していないものを選ぶ。原料肉は国産の豚肉100%のものを選ぶ。
魚類 鮮魚 ×× 養殖ものは避け、天然ものを選ぶ。産地海域表示のあるもので鮮度の良いものを選ぶ。大型魚よりは小型魚の方が安心度は高い。
えび・かに・
貝類
×× 養殖ものは避け、天然ものを選ぶ。産地海域表示のあるもので鮮度の良いものを選ぶ。
たらこ ××× 発色剤、保存料、着色料が使用されていないものを選ぶ。小ぶりのものを選ぶ。
加工魚 漬魚 ××× 養殖ものは避け、天然ものを選ぶ。発色剤、保存料、着色料が使用されていないものを選ぶ。
干物 ×× 酸化防止剤が使用されていないものを選ぶ。血合の色が鮮やかなものは避ける。産地が明記された国産品を選ぶ。
カマボコ・
ハンペン・
さつま揚げ類
×××× 保存料、着色料が使用されていないものを選ぶ。原料魚が明記されているものを選ぶ。そのほかの添加物も少ない方が安心。
鶏卵 ×× 栄養強化されたものは避ける。エサや飼育方法などが明確な信頼できる生産者のものが入手できるなら一番良い。鮮度の良いものを選ぶ。殻の色は栄養価には一切関係ない。
農産物 パセリ・
セロリ・大葉
×××× 必ず無農薬栽培のもの、または有機JAS認証されたものを選ぶ。
野菜 ××× 輸入野菜は避ける。旬の国産野菜を選ぶ。産地表示の明確なものを選ぶ。さらに無農薬または減農薬栽培であればなお安心。
きのこ ×× 輸入ものは避ける。原木栽培のものがあればなお良い。
果物 ××××× 輸入かんきつ類は絶対避ける。産地が明確な国産品を選ぶ。よく食べるものや皮を使う場合は無農薬または減農薬のものを選ぶ。
米・豆類 × 豆は国産品を選ぶ。無農薬または減農薬のものがあればより安心。
農産加工品 豆腐類 ×× 凝固剤にグルコノデルタラクトンを使用したものを避ける。消泡剤を使用したものを避ける。国産大豆100%使用の物を選ぶ。
納豆 × 添付されているタレとカラシは使用しないで自宅のものを使う。
こんにゃく類 ほぼ安心な食材。生芋で作られたものがあればなお安心。
漬物類 ×××× 保存料、着色料を使用していないものを選ぶ。できれば調味料(アミノ酸)も使用していないものを選ぶ。
乳製品 牛乳 × 62度30分殺菌(低温殺菌)または72度15秒殺菌(高温殺菌)のものを選ぶ。
はっ酵乳 ×× 生乳100%原料のものを選ぶ。添加物の少ない、シンプルなものを選ぶ。
チーズ × ナチュラルチーズを選ぶ。添加物の少ない、シンプルなものを選ぶ。
菓子類 クッキー・
ビスケット
×× 着色料、乳化剤を使用していないものを選ぶ。シンプルなものを選ぶ。
煎餅・あられ × 着色料を使わないシンプルなものを選ぶ。できれば調味料(アミノ酸)を使用していないものを選びたい。
飴・
キャンディー
× 添加物の少ない、シンプルなものを選ぶ。
チョコレート × 専門店のものを選ぶ。一般品の場合は"純チョコレート"と表記のあるものを選ぶ。
ガム ××××× 極力食べない。ガムベースが天然チクルで出来ていることが明確なものがあれば若干安心だが、そのような商品はほとんどない。
ケーキ類 ××× 専門店でその場で製造しているものを選ぶ。
ゼリー類 ××× 専門店でその場で製造しているものを選ぶ。スーパーやコンビにで売られているものの場合は着色料、甘味料が使用されていないものを選ぶ。
清涼飲料 果汁飲料 ××× 国産果汁であることが明記されているものを選ぶ。100%ジュースを選ぶ。
炭酸飲料 ×××× コーラは避ける。添加物の少ない、サイダーなどのシンプルなものを選ぶ。
お茶飲料 ×× 清涼飲料の中ではましなほう。ビタミンC、香料が添加されていないものを選ぶ。
茶・コーヒー 日本茶・紅茶 ×× 無農薬または有機JAS認証されたものを選ぶ。よく飲む人は要注意。
コーヒー ×× 無農薬または有機JAS認証されたものを選ぶ。よく飲む人は要注意。
酒類 ビール × 発泡酒は避ける。コーンスターチを使用していないものを選ぶ。地ビールのほうが安心。よく飲む人は要注意。
ワイン × 無添加ワインを選ぶ。無い場合は亜硫酸塩濃度が明記されているもので、使用量の少ないものを選ぶ。よく飲む人は要注意。
日本酒 ほぼ安心な食材。純米酒を選ぶ。
蒸留酒 × ウィスキーはモルト100%を選ぶ。焼酎は安物は避ける。
パン類 主食パン ×× 国産小麦を使用したものを選ぶ。シンプルでしっかりした質のものが安心。
菓子パン ××× 国産小麦を使用したものを選ぶ。シンプルなものの方が安心。
調味料 しょうゆ × 国産丸大豆または有機認証された丸大豆を100%使用したものを選ぶ。
みそ ×× 国産または有機認証された大豆を100%使用したものを選ぶ。だし入りなどは避ける。
ソース ××× 原材料表記の一番目に野菜類が表記されているものを選ぶ。添加物の少ないものを選ぶ。
ケチャップ ×× 添加物の少ないものを選ぶ。国産原料使用のものがあればなお安心。
マヨネーズ ×× シンプルなものを選ぶ。
ドレッシング ××× セパレートタイプのシンプルなものを選ぶ。添加物の少ないものを選ぶ。
ほぼ安心な食材。なるべく海水に近い製造方法のものを選んだ方が健康に良いし、おいしい。
砂糖 × 添加物が添加されたものは避ける。なるべく黒糖に近いものを選んだ方が健康に良いし、おいしい。
× シンプルなものはほぼ安心。加工した酢は避け、なるべく純米酢を選ぶ。
ジャム類 ×× 果汁果肉の割合が高いものを選ぶ。国産原料のものを選ぶ。
スパイス類・
カレー粉
水蒸気殺菌のものがあればなお安心。
乾燥ハーブ 国産のものがあれば選びたい。
油脂類 サラダ油 × 原料の植物が不明確なものは避ける。大豆油を避ける。なたね油、コーン油、綿実油の遺伝子組み換えでないことが明記されたものを選ぶ。
ごま油 ほぼ安心な食材。一番絞りや昔ながらの玉締め絞りのものはなお良質。
バター × ハードタイプのシンプルなものを選ぶ。
マーガリン ×× ハードタイプのシンプルなものを選ぶ。ソフトタイプの場合はなるべく添加物の少ないものを選ぶ。遺伝子組み換えでないことが明記されているものがあればなお安心。
オリーブオイル ほぼ安心な食材。エクストラバージンを選ぶ。古いものは避ける。
ラード ×× チューブ入りのものは使わない。豚の背油やバラ肉の脂を利用したい。
乾物・だし わかめ
(塩蔵・乾燥)
ほぼ安心な食材。
昆布
(塩蔵・乾燥)
ほぼ安心な食材。
ひじき ほぼ安心な食材。
にぼし × 酸化防止剤が使用されていないものを選ぶ。背中側に反っているものは鮮度が低いので、腹側に反っているものを選ぶ。
かつお節 × 産地表示が明確なものを選ぶ。本節なら安全度は高い。
のり ほぼ安心な食材。
小麦粉 × 国産小麦を選ぶ。
パン粉 × 国産小麦が原料なものを選ぶ。
片栗粉 × 遺伝子組み換えでないものがあればなお安心。
コーンフレーク ×× 添加物を使用していないものを選ぶ。遺伝子組み換えでないものがあればなお安心。
缶詰 × 添加物の少ないものを選ぶ。製造日の古いものは買わない。国産原料使用のものがあればなお安心。
インスタント 顆粒だし類 ×× 添加物を使用していないものを選ぶ。
パック入り
(○○の素等)
××× なるべく使わない。添加物が少ないものを選ぶ。
カレールー ××× 添加物が少ないものを選ぶ。特に食べて胸焼けするものは避ける。
レトルト類 ××× なるべく使わない。添加物が少ないものを選ぶ。
麺類 インスタント麺 ×× 国産小麦が原料のものを選ぶ。出来れば調味料(アミノ酸)不使用のものを選ぶ。
カップ麺 ×××× なるべく食べない。紙カップ使用のものを選ぶ。国産小麦が原料のものを選ぶ。スチロールカップの場合、あらかじめ温めたどんぶりに移してからお湯を注ぎ、蓋をして使用するようにする。
ゆで麺 × 国産小麦が原料のものを選ぶ。消泡剤を使用していても表示はされない。
乾麺
(そば,うどん)
ほぼ安心な食材。国産小麦が原料のものを選びたい。
スパゲッティ × デュラム小麦はカナダ産またはオーストラリア産を選ぶ。表面がザラザラしているものを選ぶ。生スパの場合は添加物を使用していないものを選ぶ。
冷凍食品 揚げ物 ×××× 揚げた状態で冷凍してあるものを避ける。添加物の少ないものを選ぶ。
冷凍野菜 ×× 国産品があれば選択する。しっかり冷凍されているものを選ぶ。
その他 ××× 添加物が少ないものを選ぶ。しっかり冷凍されているものを選ぶ。ハンバーグ・餃子・シュウマイなどは原料肉の部位や産地が明記されたものを選びたい。
惣菜類 揚げ物 ××× トレーパック入りのものは避ける。冷凍品を家庭で揚げたほうが安心。
寿司類 × 鮮度の良いものを選ぶ。添加物を使用したものは避ける。
うなぎの蒲焼 ××× 必ず産地が明確に記載された国産品を選ぶ。タレに着色料を使っていない添加物の少ないものを選ぶ。タレがドロッとしていないものを選ぶ。
その他 栄養補助食品 ××× なるべく使用しない。医師の指導がある場合のみ使用する。
食の安全を考える会  野本健司 作成:2003/3/25